重賞データcheck
 今週は3歳重賞のラジオNIKKEI賞が福島芝1800mで行われる。さらに、北九州記念も開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。
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第73回 ラジオNIKKEI賞(G3)

6月30日(日) 福島競馬場 芝1800m

 ダービー後の重賞としては、初の3歳馬限定戦となるラジオNIKKEI賞。ダービーで涙をのんだ馬や、出走がかなわなかった馬などが、最後の1冠・菊花賞へ向けた足がかりを作る一戦だ。近年では2018年の本競走で2着だったフィエールマンが、秋に7番人気で菊花賞を制すると翌年から天皇賞(春)を連覇。また2020年2着のパンサラッサは、後にドバイターフを制するなど活躍した。以前はダービー出走馬の好走も多く見られたが、2006年にハンデ戦に変更された影響などもあり、その後はG1以外から参戦してきた馬の好走が目立つ。そんなラジオNIKKEI賞の、過去の傾向を見てみよう。
過去のデータをCheck!

チェック1中〜下位人気勢を注意

 過去10年、1、2番人気は計【4.2.2.12】複勝率40.0%といまひとつで、特にここ5年は連対なし。3〜4番人気も【4.2.0.14】同30.0%止まりで、上位人気は全体として人気の割に好走確率が高くない印象だ。7〜9番人気が計【1.5.4.20】とやや勝ち味に遅い感こそあれ複勝率33.3%を記録しており、馬連や3連複ならこのあたりの人気を軸にしてもおもしろそうだ。優勝馬は10頭中9頭が5番人気以内、7頭は1〜3番人気から出ている。
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【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0% 0-0-1-4
2 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 0-0-1-4
3 3-0-0-7 30.0% 30.0% 30.0% 3-0-0-2
4 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0% 1-1-0-3
5 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0% 0-0-1-4
6 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-1-4
7 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0% 0-1-1-3
8 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0% 1-1-0-3
9 0-2-2-6 0.0% 20.0% 40.0% 0-1-0-4
10〜 0-1-1-54 0.0% 1.8% 3.6% 0-1-0-27
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
1着人気 5 1 1 2 2 3 8 4 3 3
2着人気 1 4 9 8 1 9 7 11 8 4
3着人気 7 12 5 9 9 6 5 7 2 1
単勝 980円 280円 400円 440円 410円 840円 2,020円 780円 720円 830円
馬連 1,820円 1,420円 3,580円 4,580円 830円 6,240円 11,240円 11,530円 4,130円 6,460円
馬単 4,280円 2,190円 6,170円 6,810円 1,650円 11,290円 25,750円 20,830円 7,730円 13,170円
3連複 6,020円 19,940円 13,040円 34,600円 5,410円 26,540円 22,480円 41,850円 9,340円 4,690円
3連単 34,060円 75,100円 67,460円 156,510円 21,500円 142,140円 173,020円 316,180円 59,280円 50,060円

チェック2やや軽めのハンデを警戒

 ハンデ別では、54キロが4勝で8連対、55キロが5連対。また53キロは勝ち切れないながらも9頭が好走し、そのすべてが6番人気以下の穴馬が占めている。逆に56キロ台は好走した4頭とも5番人気以内と妙味が薄い。昨年からハンデが重くなっているためこの数字自体は鵜呑みにできないが、全体としてはトップハンデやそれに次ぐあたりではなく、もう少し軽めの馬を狙っていくのが良さそうだ。あまりハンデが軽すぎても好走確率は低くなる。
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【ハンデ別成績(過去10年)】
ハンデ 成績 勝率 連対率 複勝率
〜51キロ台 0-0-0-15 0.0% 0.0% 0.0%
52キロ台 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%
53キロ台 1-4-4-31 2.5% 12.5% 22.5%
54キロ台 4-4-2-30 10.0% 20.0% 25.0%
55キロ台 3-2-1-13 15.8% 26.3% 31.6%
56キロ台 2-0-2-15 10.5% 10.5% 21.1%
57キロ台 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%

チェック31〜3枠が7勝などの好成績

 枠番別成績を見ると、複数の勝利を挙げているのは1、2、3枠。複勝率を見ても1枠がトップの37.5%、2枠が2位で31.3%、そして3枠が3位タイの25.0%。この1〜3枠の好走確率が高い。またCheck1にあったように人気馬の信頼性はさほど高くないレースだが、1〜2枠の人気馬は非常に安定しており信頼できる。人気馬にかぎると3枠から外ならどこもさほど差はない印象だ。
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【枠番別成績(過去10年)】
成績 勝率 連対率 複勝率 1〜5番人気 同複勝率
1 3-1-2-10 18.8% 25.0% 37.5% 2-0-1-1 75.0%
2 2-1-2-11 12.5% 18.8% 31.3% 2-1-1-2 66.7%
3 2-1-1-12 12.5% 18.8% 25.0% 2-0-0-7 22.2%
4 0-1-0-17 0.0% 5.6% 5.6% 0-1-0-2 33.3%
5 1-3-1-15 5.0% 20.0% 25.0% 1-1-0-6 25.0%
6 0-2-0-18 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-5 16.7%
7 1-0-3-16 5.0% 5.0% 20.0% 1-0-1-4 33.3%
8 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0% 1-0-1-6 25.0%

チェック4オープン特別組は前走4着以内、重賞組は大敗馬も

 前走クラス別の成績をみると、条件戦組でもオープン・重賞組でも好走確率に極端な差はない。好走確率、好走馬数のバランスをみればオープン特別組【5.2.1.25】複勝率24.2%が無難だが、あまりこだわりすぎるのも良くないだろう。注意したいのは、オープン特別組と重賞組の好走馬で前走内容がまったく異なることだ。オープン特別組は好走した8頭中6頭が前走4着以内、対して重賞組は10頭全馬が前走6着以下からの巻き返しだった。また、昨年や2020年は条件戦組が1〜3着を独占した。2020年はそもそもオープン・重賞組が少なかったが、全体としても条件戦組は複数頭がまとめて好走しやすい傾向がある。
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【前走クラス別成績(前走中央・過去10年)】
前走クラス 成績 勝率 連対率 複勝率
1勝(500万) 3-5-4-48 5.0% 13.3% 20.0%
2勝(1000万) 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
オープン特別 5-2-1-25 15.2% 21.2% 24.2%
G3 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
G2 2-0-1-13 12.5% 12.5% 18.8%
G1 0-3-3-16 0.0% 13.6% 27.3%

チェック5美浦南W追い切り馬が中心に

 東西の所属別成績を見ると、関東馬が【4.8.6.66】複勝率21.4%、関西馬が【6.2.4.50】同19.4%。出走数に少し差があり関東馬の好走が多く、連対率や複勝率は関東馬、勝率は関西馬が優勢だ
 さらにパソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で、過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、関東馬で好走したのは1頭を除き南Wばかり。南W組にかぎれば【4.7.6.41】で複勝率29.3%と関西馬全体との差はさらに広がる。好走馬数が多く好走確率も高めとなれば、まずは美浦南W組中心という考え方でいいだろう。関西馬なら坂路組が優位に立つ。 「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【主な追い切りコース別成績(過去10年)】
追い切りコース 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 南W 4-7-6-41 6.9% 19.0% 29.3%
南坂 0-1-0-14 0.0% 6.7% 6.7%
栗東 CW 2-0-3-21 7.7% 7.7% 19.2%
坂路 4-2-1-27 11.8% 17.6% 20.6%