過去10年の優勝馬はすべて５番人気以内から。このうち１番人気は【5.0.0.5】で勝率も複勝率も50.0％と、勝てなければ馬券圏外という成績だ。続く２〜４番人気は計【4.4.7.15】勝率13.3％、複勝率50.0％。配当面も考慮すれば３連複の軸は１番人気以外の上位人気から選ぶほうが妙味はある。
　３連単の配当では2021、22、24年と10万円以上。８万円台だった19年も含め近６年は５番人気以下が【1.5.3.73】と９頭好走している。2018年までの４年間では５番人気以下が１頭しか好走しておらず、ここにきて波乱度は高まっている。特に２、３着に穴馬が食い込むパターンを警戒したい。
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　キャリア別の成績をみると、新馬戦を勝ったばかりの１戦馬は苦戦。２、３戦馬で全10勝を挙げ、２、３着馬も多数出して複勝率も20％オーバーと、このキャリア２〜３戦馬が中心になる。特にキャリア２戦馬は３連勝中だ。キャリア４戦馬は出走数こそ多いものの、２、３着各１回しかなく複勝率は6.5％止まり。５戦以上の馬は好走がなく、レース経験の多さがＧ１の大舞台で生きるというような考え方は捨てるのが無難だろう。
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　前走クラス別では、ＪＲＡ重賞組が【9.3.8.69】で３着以内に20頭。表には過去５年の好走馬を掲載したが、前走２着以内馬が中心だ。過去10年でみると、前走３着以内馬が【9.2.7.40】複勝率31.0％、前走４着以下は【0.1.1.29】同6.5％となる。
　なお、過去10年の重賞組で前走３着以下から好走した４頭のうちウインファビラス、ブランボヌール、ユーバーレーベンは重賞連対実績馬。2021年のラブリイユアアイズはオープン勝ちがあり、前走で連対を外した上に２走前以前のオープン・重賞連対実績もないようなタイプは狙えない。
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　前走重賞組以外の好走馬は過去10年で表の10頭がおり、すべて前走１着馬。加えてデビュー以来の連対率は100％だった。このうち敗戦経験のあったマルターズディオサとテリオスララは新馬戦２着のあと２連勝。2023年のステレンボッシュは新馬戦１着のあと２、１着。そして１勝馬は2022年２着のシンリョクカ（新馬戦のみの１戦１勝）。まとめると、この組の好走馬は10頭中８頭が２連勝中ということになり、まずは「連対率100％の２連勝馬」から探りたい。

　パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で過去10年の追い切りを分析すると、優勝馬10頭中７頭は馬ナリでの追い切り馬で、残る３頭は併せ馬で先着していた。まずは馬ナリ、馬ナリ以外なら併せ馬先着馬を１着候補として考えたい。
　全馬の成績を見ると、併せ馬で先着した馬は【4.5.3.45】複勝率21.1％。同入・遅れは計【2.1.1.28】同12.5％。また、単走は【4.4.6.74】複勝率15.9％。併せ馬先着馬がやや優勢だ。なお、コース別では栗東ＣＷ【4.3.2.34】複勝率20.9％、栗東坂路【3.2.3.69】同10.4％の好走が多く、好走確率はＣＷ組のほうがかなり高い。
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